注目の王座戦第4局は関西若手四天王のひとり、豊島七段がまさかの中飛車を採用して羽生王座に快勝!!2勝2敗のタイにもちこみました。王座戦にめっぽう強い羽生王座を倒して初タイトルなるのか~注目ですね。
ここで、豊島将之七段(24)を紹介しましょう。
豊島七段は、NHK杯での佐藤紳哉六段の爆笑インタビュー「豊島?強いよね。序盤・中盤・終盤、隙がないと思うよ。だけど、俺は負けないよ。え~、こまだ、駒たちが躍動する俺の将棋を皆さんに見せたいね」(↓に貼ってみましたm(__)m。佐藤六段、ズラです。)時の対戦相手です。
今年3月の第3回電脳戦でコンピュータに勝利した唯一の棋士。対戦するソフトと1日10時間、トータル1,000局まではいかないが、それに近い数を指したというストイックな人物。「大変でしたね」との問いに「将棋好きですから。」とさらっとコメント。強いうえにクールなルックスで、人気急上昇中の棋士です。
さて、棋士はどれくらい収入があるのか?毎年、日本将棋連盟から獲得賞金・対局料top10が公表されています。2013年の1位は渡辺2冠で、なんと1億255万円。ただ、10位の三浦八段が1,633万円なので、棋士が億万長者というわけではなさそうです。豊島七段はtop10には入っておらず、残念ながら収入は不明です。
1局の対局料や賞金は基本的に非公表ですが、公表されている竜王戦の賞金を調べると、優勝賞金は4200万円!!前出の渡辺2冠は30歳ですが、前期まで竜王9連覇なので…いや~稼いでいますね。
さてさて、対局料ということは、きっと「給与所得」ではなく「事業所得」なのだと思います。なので、棋士の皆さんは確定申告しているのでしょう。高級な将棋盤や将棋駒は10万円をかるく超えますから、固定資産台帳に記載されていると思われます。消費税なんかもしっかり課税されますね。ということは渡辺2冠は売上が5,000万円を超えているので、簡易課税制度が選択できませんね…納税はけっこう厳しいかもしれません。
もしかして、「今日勝ったら消費税の課税事業者になっちゃう…どうしよう」なんて迷う棋士が…いませんね。
日本将棋連盟の役員になると手当があるようですが、もし一般の棋士に給与がないとすれば、給与所得控除狙いで法人成りするトップ棋士がいるのかも…「株式会社千駄ヶ谷の勝負師」「代表取締役名人 山田太郎」なんて…家族を役員にして所得分散できるし…いませんね。
話が少し(大きく?)逸れましたが、今回はこの辺で。今後ともよろしくお願いします。
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