伝統行事への考察

今日は台風ですね…週末の予定はすべてキャンセル(T_T)動きが遅いので抜けるのはいつになるやら。停電になるとかなり厳しい状況になりそうです。

 

暴風域に入ると同時に、サンエーやイオンなどの大型スーパーは閉店になっちゃいました。そんななか、隣のフレッシュプラザユニオンは「今、あいてます。ユニオンですから!」のキャッチコピーどおり、何事もなく開いていて、駐車場は車列が道路にはみ出し、店内はものすごい人だかりでレジもものすごい行列。ユニオンが閉まったときは台風被害が本気でやばいとき、という都市伝説も聞いたことありますし、これがコンプラの厳しい上場企業との差でしょうか。

 

台風の影響で那覇大綱引きが延期に、伊平屋ムーンライトマラソン(伊平屋島で満月を見ながら走るというとても素敵なイベント。)が中止になってしまいました。

 

さて、イベントで気になるのはやっぱり主催団体ですよね。ホームページをみると、那覇大綱引きは「那覇大綱挽保存会」、伊平屋ムーンライトマラソンは「伊平屋ムーンライトマラソン実行委員会」となっています。伊平屋ムーンライトマラソン実行委員会は住所が伊平屋村商工会の住所でした。商工会の方が事務局を担当されているのでしょうか。

 

「那覇大綱挽保存会」で検索すると、どうやら「一般社団法人那覇大綱挽保存会」のようです。過去の一般事務の求人情報もありました。どれくらいの規模なのか?

 

少し古いですが、平成18年度~20年度の那覇大綱挽保存会の収支決算がでていました(法人化したのは平成22年のようです)。平成20年度の収支は那覇市からの補助金が1,500万円、寄付金が829万円あとは諸収入で合計2787万円、収入の80%以上は補助金・寄付金です。対して支出は綱製作費1674万円、綱引費用495万円、管理費474万円、あとは諸経費で合計2758万円。過去2年もほとんど同じような収支決算でした。

 

使用する大綱はすでにギネス級ですので、伝統を守るためには経費削減は難しそう。とすれば、問題はいつ削減されるかわからない補助金だよりの収入でしょう。

せっかく営利活動OKな一般社団法人なのだから、大綱引きのステッカーでも作成して500円くらいで売ってしまうのはどうでしょう?デザインは市内の中学生に公募。印刷費だけで広告までできちゃいます。伝統を守る那覇市民や観光客が買ってくれれば、1500万円くらいはすぐ集まりそうだけど…補助金よりは健全な気がしますが…ダメですか?

 

それではまた。

 

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コメント: 2
  • #1

    ひろし (月曜日, 13 10月 2014 19:07)

    さすがです。
    伝統行事から決算まで幅広くて勉強になります。

  • #2

    安藤と鬼山 (月曜日, 13 10月 2014 19:09)

    下地さん昨日今日と大変お世話になりました!また来ますね~いくときはまた当日連絡します

下地寛税理士事務所は、

TKC全国会の会員です。